佐田教授の一言
"One for all, all for one" ("Un pour tous, tous pour un")はアレクサンドル・デュマの「三銃士」の誓いの言葉であり、ラグビーにおける金言です。ひとりがみんなのことを、みんながひとりのことを大切に思い、動くことができれば、個人の能力を最大限に引き出すことができるだけではなく、強くしなやかな集団ができ、仲間とともに大きな目標に向かって進むことができることを意味しています。わたしはそのような強さをもつ集団のみが独創的な研究を生み出し、イノベーションを成し遂げることができると固く信じており、研究室としてそのような集団を目指したいと思います。
物質化学研究室では、金属から生体分子まで様々な物質を組み合わせて,世の中があっと驚く現象の発見や新しい機能の創製を目指しています。同時にそれらの背後に潜む理(ことわり)に深く迫ることができたらと思っています。そのためには化学のみならず様々な学問への理解・興味・好奇心を基礎として、常に広い視野に立った考え方で物事を見る必要があると思います。研究室の仲間との議論を通して、これらの目標を実現したいと願っています。
研究とは大航海時代において未知の大陸を探すことに似ています。果てしない海を航海しながら、何ヶ月も島影さえ見えないこともあります。また島が見えたとしても、競争相手がすでに上陸していることもあります。研究室の楽しい仲間と共に、厳しいこと、つらいことを乗り越え、この未知なる「宝物」をONE PIECEの主人公のように捜し求めたいと思っています。常に一歩でも前進しようとする意志を持ち、同時に仲間を思い遣ることができる個性豊かな人材を求めています。あなたも「麦わらの一味」を目指しませんか?