北海道大学大学院理学研究院化学部門分析化学研究室


研究内容

研究概要
ナノ空間における強い光場によって分子の電子状態や振動状態を変調するとともに、ナノ構造により促進される化学反応の素過程をフェムト秒レーザーを用いた時間分解レーザー分光計測により解明することを目指します。
研究テーマ
・プラズモンの化学・ナノ光物性
・振動分光計測技術の開発
・光化学過程のフェムト秒分光
・原子層物質による光デバイスの創製
・ナノポアデバイスの創製とエクソソーム一粒子解析
・ナノギャップ構造を利用したSERSと機械学習によるmiRNA識別
技術・装置・システム
・シングルナノメートルナノ加工(リソグラフィー・ナノ加工技術)(数nm分解能)
・フェムト秒干渉型ポンプ&プローブ計測(プラズモン位相緩和)(〜fs)
・1次自己相関関数計測(励起子位相緩和)(〜fs)
・サブピコ秒過渡吸収分光計測(200 fs)
・パルス誘導ラマン効果による振動位相緩和ダイナミクス計測(〜10 fs)
・顕微吸収・発光・ラマン計測技術(sub μm分解能)
・時間相関単一光子計数法による蛍光寿命計測技術(50 ps)
・ナノ秒時間分解過渡吸収分光(レーザーフラッシュフォトリシス)(10 ns〜ms)
・テラヘルツ時間領域分光(0.1-5 THz)
・蛍光相関分光法による分子拡散・粒子サイズ計測技術
・ナノポアを用いたエクソソーム単一粒子計測
・表面増強ラマン散乱分光と機械学習
・近接場スペクトル計測技術(sub μm分解能)
・光電気化学計測技術(可視・近赤外波長)
・マイクロ流路チップ加工・フロー・計測技術(数10 μm)
・マイクロ・ナノ電極作製・計測技術(100 nm〜50 μm)
フェムト秒オシレーター(TSUNAMI 100 fs 1台)、フェムト秒オシレーター(TSUNAMI 30 fs 1台)、再生増幅フェムト秒レーザー(Hurricane 150 fs 1台)、フェムト秒オシレーター(Griffin 12 fs 1台)、倒立光学顕微鏡(オリンパス2台)、正立光学顕微鏡(オリンパス6台)、分光光検出器(日本ローパー・アクトン1台・Avantes2台・他複数)、顕微ラマン(1台)、ナノ秒レーザー(1台)、キセノンフラッシュランプ、各種CWレーザー(He-Neレーザー・ダイオードレーザー多数)、真空蒸着装置(1台)、1600Wキセノンランプ(1台)、走査型電子顕微鏡(1台)、原子間力顕微鏡(1台)、シングルフォトンカウンティングボード(1台)・フォトマル(フォトンカウンティング3台・時間分解1台)、APD(1個)、MCT検出器(1台)、光伝導アンテナ(1台)、簡易スパッタリング(1台)、グラフェンCVD装置(1台)、TMD用CVD装置(2台)など他多数