研究機器一覧
X線回折計 X-ray diffractometers
Bruker D8 Advance Diffractometer
粉末状試料にX線(Cu Kα線)を照射し、Braggの法則に基づく回折X線を観測することで結晶構造を特定します。一次元半導体検出器を装備しているため、迅速な測定が可能で、すでに結晶構造が知られている化合物であれば、数分~数十分で容易に同定が可能です。温度可変ステージやキャピラリーステージへに付け替えも可能であり 100 〜 400 Kの温度範囲で粉末X線回折パターンを測定することができます。 |
分光光度計 Spectrophotometers
JASCO V-750 spectrophotometer
紫外可視光領域(波長190〜900nm)の光を照射し、物質がどのような光を吸収できるか?を測定します。積分球を使用した拡散反射スペクトル測定や、温度コントローラを用いた温度可変測定などが可能です。 |
JASCO FP-8550 Fluorophotometer
キセノンランプを用いて物質に単色光を照射し、どのような波長で発光するかを観測します。液体窒素デュワーを用いることで低温における発光特性を調べることも可能です。 |
IR分光光度計 IR spectrometers
JASCO FT-IR 660 spectrophotometer
上記のスペクトロメータと同様に物質に赤外線を照射し、どのような光を吸収するかを観測します。 サンプルスペースを真空脱気し、不活性ガス下で測定することが可能なユニットがついており 水蒸気などのガス吸着の挙動などを観測することができます。 |
NMR分光計 NMR spectrometer
JEOL JNM-ECZ400S NMR spectrometer
物質を均一磁場中に置き、核磁気モーメントの励起を観測します。 物質の溶液中における分子構造を決定する非常に強力な手段を提供します。 |
ガスクロマトグラフ Gas Chromatograph
Agilent 490 Micro GC system
Agilent 990 Micro GC system
反応系から生じたガスを分離・解析することで、含まれているガスの成分を特定します。光触媒反応における生成物の定量に威力を発揮します。 |
実験用光源 Light source
キセノン光源 朝日分光MAX-303
300Wキセノンランプを装備した実験用白色光源です。ミラーモジュールや光学フィルターによって、照射光波長を自在に制御でき、多様な光反応へ活用しています。 |
その他 Others
BELSORP-max 高精度ガス/蒸気吸着量測定装置
ガスおよび蒸気吸着による比表面積・細孔分布を最大3検体において同時測定が可能で、多孔性材料やナノ粒子の特性評価に威力を発揮します。 |
ELSZ-1000 ゼータ電位・粒径・分子量測定システム
動的光散乱法に基づいて希薄溶液~濃厚溶液でのゼータ電位、粒子径、分子量測定が可能な装置です。ナノ粒子の生成や成長、表面状態の解析において威力を発揮します。 |
HOKUTO DENKO HZ-3000 Electrochemical measurement system
溶液に電場掃引し、物質がどのような電位で酸化還元反応を起こすか?を測定します。 回転ディスク電極など、さまざまなオプションを装備することが可能です。 |
Bruker S2 PUMA Energy-Dispersive X-ray Fluorescence spectrometer
物質にX線を照射し、どのようなX線が放出されるかを測定することで 物質に含まれる元素を特定します。金属錯体が担持されたナノ粒子や電極、多孔体などの組成分析に威力を発揮します。 |
Peccell PEC-S02 IPCE measurement system
各種太陽電池の作用(IPCE)スペクトルを測定する装置です。モノクロメータを装備したキセノンランプ光源から光ファイバを通してサンプルセルに照射し、作用スペクトルをリアルタイムで測定できます。光触媒や色素増感太陽電池の評価に威力を発揮します。 |
Rigaku Thermo plusEVO
TGとDTAの同時測定装置です。水平差動方式を採用しており、雰囲気ガスの流量による影響も小さく、微小重量変化も高精度で検出可能です。 |
ヤマト科学 FO100 電気炉
最大1200度まで昇温可能な電気炉で、錯体の加熱合成実験や電極基板の作成などに使用します。 |
ミクロ電子天秤 BM-20
最小量1マイクログラムまで秤量できるイオナイザー(無風除電機能)装備型の電子天びんです。溶液や触媒添加量の調整など、幅広く活用されます。 |
超遠心分離機 Himac CS120FNX
最高120000rpmまで回転させることができる超遠心分離機です。ナノ粒子やタンパク質の分離精製など、幅広く使われています。 |
卓上遠心分離機 KUBOTA2410
4000rpmまで回転させることができる遠心分離機です。ろ過では回収が困難な微粒子の採集や不要沈殿物の分離など、合成・分析実験には欠かせない機械です。 |