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ピリジル基修飾Ru(II)錯体を固定化した光増感ナノ粒子による光酸素発生反応

2019年01月01日

 

 

 

光酸素発生反応の高効率化を目指し、ピリジル基を導入した各種Ru(II)光増感剤をTiO2ナノ粒子上へと固定化しました。このうち、ピリジル基を6つ導入したRuPy6ではTiO2への固定化が触媒活性に与える影響は小さかった一方で、2つ導入したRuPy2では固定化によって顕著な触媒活性の向上が見られました。これは、Ru(II)固定化TiO2ナノ粒子の表面状態が光触媒反応に大きな影響を与えていることを示す結果です。

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