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ベイポクロミズムとプロトン伝導性が連動する白金(II)錯体の置換位置効果

2021年02月04日

 

 

プロトン伝導度の可視化を目的に、我々は先にピリジル基を有するベイポクロミック白金(II)錯体を報告しました。今回、結晶中におけるパッキング・プロトン伝導パスの制御を目的にピリジル基の置換位置効果について検討しました。その結果、今回の錯体は先行研究とは異なり相対湿度に対して一段階の発光色変化を示し、また低湿度領域でのプロトン伝導度が向上するなどの顕著な置換位置効果が確認できました。

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