研究紹介

環境保全や資源枯渇への対応が求められる中、21世紀の化学においては、欲しいものだけを簡単に、しかも無駄なく作る「環境調和型有機合成」が非常に重要な課題となっています。中でも遷移金属触媒反応の高効率化が最も重要です。例えば、「鈴木カップリング」などのクロスカップリングは、医薬品や有機電子材料の製造に不可欠な技術ですが、触媒効率の低さや廃棄物の副生などの問題がまだまだあります。つまり、触媒の主成分である貴金属(レアメタル)は貴重な資源であり、その消費量は極力減らさねばなりません。また、化学プロセスで発生する廃棄物は環境負荷・環境破壊に直接つながります。私たちは、様々な角度からこのような課題に挑戦しています。

最近の研究成果から以下の4つのテーマについて紹介します。

表面固定化触媒の開発

表面固定化触媒の開発

ナノ空間触媒の分子デザイン

ナノ空間触媒の分子デザイン

銅触媒による新反応の開発

銅触媒による新反応の開発

高選択的アリル化反応の開発

高選択的アリル化反応の開発