受験生へ

| 澤村研究室について | 研究室で身に付くこと | 学生インタビュー | 海外で活躍する学生たち | 卒業後の進路 |

澤村研究室について

私たちは「独自の分子で新発見!」を研究方針とし、環境負荷の小さい合成プロセス(グリーンケミストリー)の開発を目指しています。グリーンケミストリーの鍵を握るのは? 斬新かつ高性能な遷移金属錯体触媒の設計・合成と新化学反応の開発です。例えば,医薬や電子材料の合成に欠かせない、鈴木カップリングのような反応をもっと簡単な分子で行ない、廃棄物をまったく出さないようにすることができれば、社会的に非常な大きなインパクトを与えます。これはとても難しいことですが、有機金属化学研究室はこのような目標に向かって研究を続けています。

 

研究室で身に付くこと

新しい触媒や反応の開発には、有機合成の知識と経験が不可欠です。実験の立案や計画、合成のテクニック、反応機構の理解、生成物の構造解析や分析装置の使い方等を身に付けることができます。さらに日頃の研究成果をまとめて発表するグループセミナーや学会発表を通じて、プレゼンテーション能力が鍛えられます。学術論文を紹介する抄録会と論文講読会では最新のトピックスについて勉強するとともに、自然と英語の読解力を養うことができます。また国際学会や研究留学を経験することで国際感覚を身につけ、世界に通用する人材を輩出しています。

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学生インタビュー:現役学生が研究室の日常や生活の様子を答えてくれました

| 学部4年 高山さん | 修士2年 宮崎くん | 博士2年 川守田くん |

学部4年 高山さん

 

 
一日の生活は?

4年生のときはほとんど単位も取り終えて授業がないので、ずっと研究室で実験しています。冷暖房完備で夏も冬も快適です。有金は朝9時から夜9時までがコアタイムですが、自分のペースで実験を進めることができるので時間を有意義に使えると思います。

澤村研を選んだ理由は?

研究室に見学に来てみるとわかるのですが、研究室の環境がとてもよいことです。有機系の研究室では試薬や溶媒の臭いが充満しているということがよくあります が、有金ではそれぞれの実験台がちゃんと排気されるようになっているのでほとんど気になりません。そして一人ひとりのデスクも綺麗で使いやすいし、実験器 具や試薬も整理整頓されているのでみんなが気持ちよく実験できています。

研究室生活での楽しみは?

みんながそれぞれ実験をしていると、他の研究室ではご飯を食べる時間もバラバラで一人で寂しく…ということがありますが、有金はお昼ご飯と晩ご飯はみんなで一緒に食べにいきます。いまは女の子が多いので実験中の空気も明るく、冗談を言い合ったりして楽しく過ごしています。

大学院入試はどんな感じ?

総合化学院の入試が4年生の8月半ばにありますが、有金では他の研究室に比べて長い院試休みがもらえるので、その中でしっかり勉強すればだいじょうぶだと思います。私は図書館で友達と一緒に勉強して、たまに研究室に行って先輩たちに勉強を教えてもらっていました。代々引き継がれている過去問もあるので安心です。

受験生や3年生へ一言

これまで高校や大学で教科書で学んできたことと違い、自分で実験をして結果が出たときの達成感は格別です。研究室に入るまでは研究の内容を理解することはやっぱり難しいと思うので、ぜひ一度研究室に見学に来て、研究室の雰囲気を感じて、先生方や先輩たちの話を直接聞いてみてください。待ってます!

修士2年:宮崎くん

他大学から澤村研を選んだ理由は?

まず前の大学で配位子を作っていたので、シリカゲルに配位子を担持している研究に興味を持ったこと。もう一つは地元に戻ってきたかったことです(笑)。

修士での研究生活について

あっという間に過ぎました。とにかく忙しくて、修士1年の時はレポートとテストに追われ、修士2年は就活。目標を持って行動しないと何も身につかないかも・・・

イベントは?

6月の野球大会を筆頭に、誕生日を肉盛りチャーハン(肉チャー)で祝ったり、マックでセール品を大量に買い込んできてみんなで食べたりなど和気あいあいと楽しくやってます。こうして考えると食事関連のイベントが多いかなぁ・・・

受験生へ言

研究室の雰囲気も良く、自分を磨くには十分な環境が整っていると思います。興味を持ったら、研究室を覗きに来てみてください。

 

博士2年:川守田くん

博士課程に進学した理由は?

博士課程に進学して初めて一人前の研究者になれると思ったからです。博士課程の研究は学部や修士課程 に比べて、化学を深く考え、自分で問題を設定し自分でそれを解決することが求められます。そのため苦労することも多いですが、その分一人の研究者として研 究しているという実感が得られると思います。

博士課程での生活は?

基本的には毎日実験をして過ごします。学部や修士の学生と違うのは、英語で論文を書いたり、学会で発表する準備をしたりします。後輩の学生の研究を考えたり、指導したりすることも求められます。

金銭的な面でのサポートは?

博士課程の学生をサポートするための学内や企業の奨学金等があるので、そのような支援を受けて生活することが可能です。日本学術振興会の特別研究員に採用されれば、給与が支給されます。そのため、親の仕送り無しで生活することが可能です。

卒業後の進路は?

博士課程ではより専門的な知識を身につけることが出来きるので、化学系企業や製薬企業の研究職がメインだと思います。また、大学の研究員やスタッフになるには博士号を取得していることが求められます。

博士課程進学希望者へ一言

化学が好きなら博士課程での研究はかなり楽しいと感じると思いますし、やりがいがあります。でも博士課程まで来ると大学生活は7年目以上になります。結構いい年齢ですね。健康診断の血液検査とかで内蔵にダメージがでることを実感します(僕だけですか?)。それでも研究は楽しいです。楽しいような気がします。一緒に頑張りましょう。

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海外で活躍する学生たち

2019
上田悠介 君(M2)

ドイツ、ハイデルベルグで開催された国際会議OMCOS20でポスター発表し、Poster Award を受賞しました。
20th IUPAC International Symposium on Organometallic Chemistry Directed Towards Organic Synthesis (OMCOS20), 2019.7.21-25, Heidelberg, Germany

2017
安田優人 君(D2)

シンガポール、ナンヤンで開催された国際シンポジウムでポスター発表し、Poster Award を受賞しました。
1st Singapore Japan Germany Trilateral Symposium on Precision Synthesis & Catalysis, 2017.11.20-21, Nanyang, Singapore

2016
村山大明 君(D1)

中国、北京で開催された国際セミナーでポスター発表しました。
Peking University & Hokkaido University joint Seminar on Organic Chemistry and Chemical Biology, 2016.5.26–27, Peking, China

角田圭 君(M2)、安田優人 君(M2)

リーディングプログラム ETH-ポツダム大学-ベルリン工科大学サマーキャンプへ参加しました。

2015
村上遼 君(D2)、北條健太郎君(D1)

スペイン、バルセロナで開催された国際会議OMCOS18でポスター発表しました。
The 18th IUPAC International Symposium on Organometallic Chemistry Directed towards Organic Synthesis (OMCOS 18), June 28–July 2, 2015, Barcelona, Spain

2014
長尾一哲 君(D2)

タイ、 Chulabhorn Research Institute (CRI) and Chulabhorn Graduate Institute (CGI) で開催された The 4th Junior International Conference on Cutting-Edge Organic Chemistry in Asia 2014 (JICCEOCA-4)  で口頭発表(英語)しました。

原田友哉 君(D2)

カナダ、Queen’s UniversityのProf. C. M. Crudden研究室へ3ヶ月間短期留学しました。

2013
川守田創一郎博士(大阪大学助教、2013Dr卒)

ドイツ短期留学中の研究成果がChemistry–An Asian Journalに掲載されました。

長尾一哲 君(D1)

イギリス、University of BristolのProf. V. K. Aggarwal研究室へ2ヶ月間短期留学しました。

長尾一哲 君(D1)、原田友哉 君(D1)

コロラド(USA)で開催された国際会議OMCOS17でポスター発表しました。

2012
川守田創一郎 君(D3)

T. B. Marder研究室(独)での研究成果がChem.Sci.誌に掲載されました。

川守田創一郎 君(D3)

ドイツ、University of WürzburgのProf. T. B. Marder研究室へ2ヶ月間短期留学しました。

川守田創一郎 君(D3)、槙田祐輔 君(D3)、石井孝興 君(D2)

ポルトガル、リスボンで開催されました国際会議でポスター発表しました。
XXV International Conference on Organometallic Chemistry (ICOMC 2012), 2012.9.2–7, Lisbon, Portugal

2011
川守田創一郎 君(D2)

中国、アモイで開催されました国際会議でポスター発表しました。Best Presentation Awardを受賞し、副賞として500人民元(RMB)を手にしました
The 1st Junior International Conference on Cutting-Edge Organic Chemistry in Asia, December 9–11, 2011, Xiamen, China

槙田祐輔 君(D2)

中国、上海で開催された国際会議でポスター発表しました。
The 16th International Symposium on Organometallic Chemistry Directed towards Organic Synthesis (OMCOS 16), July 24–28, 2011, Shanghai, China

佐々木悠祐 君(学振PD)

2011年6月、博士後期課程を短縮修了し、米国マサチューセッツ工科大学 (MIT)(マサチューセッツ州、ボストン)、T. M. Jamison研究室で博士研究員として研究を行っています(2012年3月帰国予定)。

2010
川守田創一郎 君(D1)、伊藤英人 君(D2)、佐々木悠介 君(D3)

米国ハワイ、ホノルルでポスター発表をしました。
International Chemical Congress of Pacific Basin Soieties (Pacifichem 2010), Dec 15–20, 2010, Honolulu, Hawaii, U.S.A.

伊藤英人 君(D2)

ドイツ、フライブルグのB. Breit研究室に短期留学(2ヶ月)しました。

2010年10–12月

李棟 君(D2)

台湾で開催された各国の中国人研究者が集う国際会議で口頭発表しました。
The 11th International Symposium of Chinese Chemists, Oct 22–25, 2010, Taipei, Taiwan

槇田祐輔 君(D1)

台湾で開催された国際会議でポスター発表しました。また、台北科学技術大学の学生たちと交流しました。
24TH International Conference on Organometallic Chemistry, July 18–23, 2010, Taipei, Taiwan

槇田祐輔 君(D1)

中国、北京でポスター発表しました。
Peking University & Hokkaido University Joint Seminar on Organometallic Chemistry and Organic Syntheses (2010 GCOE and 111 Program), May 29, 2010, Peking, China

伊藤英人 君(D2)

ドイツ、フライブルグのB. Breit研究室に短期滞在しました(2週間)しました。2010年3月。

2009
槙田祐輔 君(M2)

スウェーデンのストックホルムで開催された国際会議でポスター発表しました。
International Symposium on Relations between Homogeneous and Heterogeneous Catalysis XIV, Sep 13–18, 2009, Stockholm, Sweden

2008
佐々木悠祐 君(D1)

中国、北京で開催された中日ジョイントシンポジウムでポスター発表しました。
China–Japan Joint Symposium on the Element-Based Molecular Functions, Oct 10–11, 2008, Peking, China

伊藤英人 君(M2)

中国、北京で開催された中日ジョイントシンポジウムで英語口頭発表を行いました。英語で15分間、質疑応答ももちろん英語です!
China–Japan Joint Symposium on Functional Materials toward Future Catalysts, Jan 16, 2008, Peking, China

2006
落田温子 さん(学振PD)

2006年10月、博士後期課程を短縮修了し、米国スタンフォード大学(カリフォルニア州、パロアルト)、B. M. Trost研究室で6ヶ月間博士研究員として研究を行いました。

2005
田山忍 君(D2)、落田温子 さん(D2)、浅野陽介 君(D1)、秋山龍人 君(M2)

米国ハワイ、ホノルルでポスター発表をしました。
International Chemical Congress of Pacific Basin Soieties (Pacifichem 2005), Dec 15–20, 2005, Honolulu, Hawaii, U.S.A.

田山君はポスター賞を受賞しました!
“Aerobic Oxidation of Benzylic Alcohols Catalyzed by Palladium-Bisoxazoline Monolayer on Single Crystal Silicaon Surface”

落田温子 さん(D2)

イタリアのシシリア島で開催された国際会議でGold Award受賞

金色の盾と賞金500ユーロ、晩餐会への招待状を手にしました。各国から寄せられた279件の発表の中から唯一選ばれた非常に価値ある受賞です。
20th International Congress of Heterocyclic Chemistry, July 31-August 5, 2005, Palermo, Italy
"Synthesis and properties of SMAPs 1-phospha-4-silabicyclo[2.2.2]octane derivatives"

田山忍 君(D2)

スイス、ジュネーブで開催された国際会議でポスター発表しました。
The 13th International Symposium on Organometallic Chemistry Directed towards Organic Synthesis (OMCOS 13), July 17–21, 2005, Geneva, Switzerland

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卒業後の進路

博士課程修了

2019 花王、群馬県警察本部

2018 北海道大学(PD)、積水化学、光栄化学工業

2017 理化学研究所(PD)→ 神戸学院大学(助教)、カネカ

2016 プリンストン大(PD)→ 金沢大学(助教)

2016 北海道大学(PD)→ 3M

2015 Spiber

2013 大阪大学(助教)

2013 セント・アンドルーズ大学(PD)→ カリフォルニア工科大学(PD)→ 九州大学(助教)

2012 名古屋大学(PD → 講師)

2011 オックスフォード大学 (PD) → 湖北工業大学 (准教授)

2011 北京大学 (PD) → 陝西師範大学 (准教授)

2011 マサチューセッツ工科大学 (PD) → 武田薬品工業

2009 ソニー

2008 分子科学研究所(PD → 助教)

2008 三井化学

2006 スタンフォード大学(PD)→ 武田薬品工業

修士課程修了

2019 巴川製紙所、日本触媒、エヌ・イーケムキャット、住友精化、信越化学工業、マイクロ波化学

2018 サカタインクス、住友精化、新日本理化、三洋化成工業、アイカ工業、日清紡ホールディングス

2017 DIC、日本アエロジル、日本エア・リキード、日本ユピカ

2016 中興化成工業

2015 クラレ、京セラケミカル

2014 相互薬工、新日本科学、シーアイ化成

2013 三菱レイヨン

2012 三洋化成工業、三菱ガス化学、日本新薬、花王

2011 信越化学工業、宇部興産、ロックペイント

2010 富士フィルム、綜研化学

2009 日立化成工業

2008 三菱化学、富士フィルム

2007 住友化学、エーザイ、高砂香料工業

2006 三菱化学、カネカ、三井金属

2005 三菱化学、富士フィルム、東レ、万有製薬