量子化学研究室について
分子理論の進展、計算機の高速化、量子化学計算プログラムの普及により、計算化学は実験データの再現や解釈を越え、「予測する化学理論」としての役割が期待される時代になりました。量子化学研究室では、電子状態計算に基づき化学反応のメカニズムとダイナミクスを調べることのできる理論計算スキームの確立を目指し、IRCを超えた反応経路動力学、ab initio molecular dynamics(AIMD)法、先進電子状態理論、インフォマティクス、近接場分光理論などの理論・プログラム開発を進めています。さらに実験研究と連携して、励起状態反応ダイナミクスの機構解明や元素戦略に基づく新規触媒提案など応用課題に取り組んでいます。
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量子研紹介動画(2021年度版)
新着情報
- 2024年04月27日
- 分子の性質を操る近接場光励起の遷移確率計算を高速化~ナノ領域に局在した近接場光による分子の光励起状態最適制御に向けて~(プレス発表)
- 2024年01月10日
- 理化学研究所の田原太平主任研究員、倉持光研究員(現分子研准教授)との共同研究により、光異性化の“ファントム状態”を暴く -最先端のフェムト秒分光と量子化学計算で化学反応の謎に決着- (プレス発表)
- 2023年12月14日
- 西田叡倫君(D2)が第13回CSJ化学フェスタで優秀ポスター賞を受賞しました。
- 2023年12月02日
- 堤拓朗博士のSpringer Thesesが出版されました。
- 2023年11月19日
- 神原龍冬君(M1)がAWMS2023でLi-Hong Xu Prize (Poster)を受賞しました。
- 2023年10月12日
- 小林正人准教授が第9回北大・部局横断シンポジウムでベストプレゼンテーション賞を受賞