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理研 Kim 表面界面科学研究室との共同研究で、単一分子による共鳴ラマン散乱の可視化に成功-究極の化学分析手法の確立に向けた大きな一歩-(プレス発表)

2020年02月17日

 理化学研究所(理研)開拓研究本部 Kim 表面界面科学研究室のラファエル・ハクルビア基礎科学特別研究員、今田裕研究員、早澤紀彦専任研究員、金有洙主任研究員、北海道大学量子化学研究室の竹中将斗(D2)、岩佐豪助教、武次徹也教授らの共同研究チームは、単一分子による共鳴ラマン散乱の可視化に成功し、その解析から、化学分析手法として重要な選択則を見いだしました。

単一分子による共鳴ラマン散乱の可視化に成功

 本研究成果は、近接場光の分子によるラマン散乱過程やそれを用いたラマン分光法に関してある明快な理解を与える結果です。これによって、触媒反応に代表される固体表面上における化学反応の解明などに重要な、単一分子の化学感度と分子・原子スケールの空間分解能とを両立する化学分析手法の確立に貢献すると期待できます。

 本研究は、科学雑誌『Nature Nanotechnology』のオンライン版(1/20)に掲載されました。

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