北大理論化学研究会:実践理論化学の最前線
趣旨
理論化学研究の最前線に関する情報共有と研究者間の交流を目的とする。特に、実際に現場で理論計算を実践している研究者を中心に講演して頂き、最先端の学術的知見に加えて現場で必要となる技術的な知見やノウハウまで含めた情報交換を目指す。詳細
日時:2017年11月16日(木)〜17日(金)場所:北海道大学創成科学研究棟5階大会議室
参加登録費:研究会参加費は無料(お土産持参大歓迎)、懇親会は有料
主催:北大量子化学研究室
共催:北大触媒理論研究部門、京都大学触媒・電池元素戦略研究拠点(ESICB)
世話人:武次徹也、長谷川淳也、中山哲、小林正人、岩佐豪、高敏
プログラム
発表は20-30分程度で残りは議論
一日目(木曜日)凝縮系の電子論、振動状態、理論分光学の最前線
08:30-09:00 | 受付 |
座長:岩佐豪 | |
09:00-09:10 | 会議全体の趣旨説明 |
09:10-10:00 | 招待講演:水上渉(九州大学総合理工研究院) |
“少数原子系の精密理論振動分光” | |
10:10-11:00 | 招待講演:八木清(理化学研究所) |
“GENESISを用いたQM/MM計算:生体分子の振動解析と反応経路探索” | |
11:00-14:00 | 昼休み |
14:00-14:50 | 招待講演:東雅大 (琉球大学理学部) |
“凝縮系の反応ダイナミクスを記述可能な計算手法の開発と応用” | |
15:00-15:50 | 招待講演:神谷宗明(岐阜大学地域科学部) |
“2成分相対論的密度汎関数法の開発” | |
15:50-18:00 | ポスター、議論 |
19:00- | 懇親会 |
二日目(金曜日)実践的触媒理論の最前線:量子化学計算・バンド計算を駆使した不均一触媒研究の実践に関する最先端の状況や方法論・技術交流
座長:高敏 | |
09:00-09:10 | 二日目の趣旨説明 |
09:10-10:00 | 招待講演:小泉健一(分子科学研究所) |
“不均一触媒の第一原理計算と第一原理分子動力学計算:クラスターと固体表面を例として” | |
10:10-11:00 | 招待講演:Andrey Lyalin(物質・材料研究機構ナノ材料科学環境拠点) |
“Functionalization of inert materials for oxygen reduction and hydrogen evolution reactions” | |
11:00-14:00 | 昼休み |
14:00-14:50 | 招待講演:高木望(京都大学触媒・電池元素戦略研究拠点) |
“CuおよびCu/M微粒子の構造、電子状態、触媒反応のメカニズム:汎用金属を用いた触媒設計に向けて” | |
15:00-15:50 | 招待講演:松井正冬(京都大学触媒・電池元素戦略研究拠点) |
“分子軌道計算とバンド計算のハイブリッド化:埋め込みクラスターモデルの開発” | |
15:50-18:00 | ポスター、議論 |
ポスター
P1: “Directional dependence of Ea changes in mechanochemical activation”〇Danjo De Chavez, Jun-ya Hasegawa (北大触媒研)
P2: “チオール分子で保護された金25量体クラスターの発光機構と励起状態の解明”
〇蝦名昌徳1、岩佐豪2、武次徹也2 ( 1北大院総化, 2北大院理)
P3: “近接場光中の励起電子ダイナミクス”
○海老澤修一、岩佐豪、武次徹也 (北大理)
P4: 自動制御型分割統治法による大規模近似量子化学計算”
○藤森 俊和1、小林 正人2,3,4、武次 徹也2,4(1北大院総化、2北大院理、3JSTさきがけ、4京大ESICB)
P5: “Catalytic Activities of Gold Clusters for oxygen molecule adsorption ”
○高敏1,2、中原真希3、 Andrey Lyalin4、小林正人2,3,5、武次徹也2,3,4 (1北大院理、2京大ESICB、3北大院総化、4NIMS GREEN、5JSTさきがけ)
P6: “物性値に拘束条件を課した構造最適化手法の開発”
〇原田伊織, 中山哲, 長谷川淳也(北大触媒研)
P7: “触媒研究における量子化学計算とバンド計算”
○岩佐豪 (北大院理、京大ESICB)
P8: “Information-theoretical Approaches to Multivariate Analysis of Raman Microscopic Image Data”
○Khalifa Mohammad Helal1, Harsono Cahyadi4, J. Nicholas Taylor2, 3, Akira Okajima5, Yasuaki Kumamoto5, Hideo Tanaka5, Yoshinori Harada3, 5, Tamiki Komatsuzaki1, 2, 3 (1Grad. School of Life Sci., Hokkaido Univ., 2Inst. for Electr. Sci., Hokkaido Univ. 3JST/CREST, 4Dept. of Method. for Medical Research, Kyoto Pref. Univ. of Medicine, 5Dept. of Pathology and Cell Regulation,Kyoto Pref. Univ. of Medicine)
P9: “DSAP類縁体で見られる長いC–C結合に関する理論的研究”
○黒田悠介1、小林正人2、武次徹也2(1北大院総化、2北大院理)
P10: “機械学習を用いたh-BN/Au(111)上の金クラスターの安定性の予測”
○中原真希1 、高敏2,3、Andrey Lyalin4、小林正人2,3,5、武次徹也2,3,4(1北大院総化、2北大院理、3京大ESICB、4NIMS GREEN、5JSTさきがけ)
P11: “分子動力学シミュレーションによるオリゴ酪酸およびオリゴ乳酸とポリマー分解酵素間の相互作用の検討”
○織田耕平1、鎌田佑2、松本謙一郎3、大井俊彦3、田口精一4、佐藤信一郎3 (1北大院総化、2京大院理、3北大院工、4東農大生命)
P12: “Naイオン二次電池用高濃度電解液におけるイオン伝導に関する理論的研究”
○大越昌樹1、周建斌2、中井浩巳3(1早大先進理工, 2早大理工研, 3早大理工学術院)
P13: “スパースモデリングと表面モデル計算を用いたメタン水蒸気改質反応の触媒活性評価”
○小野田 遼1、黒田 悠介1、小林 正人2,3,4、武次 徹也2,4 (1北大院総化, 2北大院理, 3JSTさきがけ, 4京大ESICB)
P14: “Theoretical Study of Palladium-Catalyzed Asymmetric Hydrosilylation of Styrene with Helical Poly(quinoxaline-2,3-diyl) Chiral Phosphine Ligand”
〇M. Ratanasak, M. Suginome, and J. Hasegawa(北大触媒研)
P15: “酸化セリウム触媒を用いた二酸化炭素とメタノールからのジメチルカーボネート合成に関する理論的研究”
〇杉山利行、中山哲、長谷川淳也 (北大触媒研)
P16: “近接場が引き起こす分子の電子励起状態の解析”
○竹中将斗1,岩佐豪2,武次徹也2 (1北大院総化,2北大院理)
P17: “静的反応経路に基づくAIMD古典軌道解析:金クラスター構造変化への適用”
○堤 拓朗1、原渕 祐2、小野ゆり子2、前田 理2、武次徹也2 (1北大院総合化学、2北大院理)
P18: “Investigation of Vibrational Frequency of Aromatic Isocyanides Supported on the Metal Surfaces”
○Ben Wang1, Min Gao2,3, Tetsuya Taketsugu2,3,4 (1Grad. School of CSE, Hokkaido Univ., 2Dept. Chem. Hokkaido Univ., 3Kyoto Univ. ESICB, 4GREEN NIMS)
P19: “ラマンスペクトルで細胞の病態を分けるーPCAとランダムフォレスト法を用いてー”,
○山田寛子1、田畑公次2.5, Khalifa Mohammad Helal3, Harsono Cahyadi4, J. Nicholas Taylor2,5, 伊藤創祐2, 熊本康昭4, 田中秀央4, 原田義規4,5, 小松崎民樹2,5 (1北大理、2北大電子研、3北大院生命、4京都府立医科大細胞分子機能病理学、5JST-CREST)
P20: “分子動力学シミュレーションによる光捕集複合体サブユニットB820の構造および自己組織化過程の解明”
○山内真梨江1,斉藤真司2,東雅大1(1琉球大、2分子研)
P21: “Theoretical Study on Rhodium-Catalyzed Hydrosilylation of C=C and C=O Double Bonds”
○Liming Zhao、Naoki Nakatani、Hideo Nagashima、Jun-ya Hasegawa(北大触媒研)
参加申込み
参加登録費は無料ですが、部屋の大きさに限りがありますのでご連絡頂いた順番に登録を行い、参加者が最大90名となった時点で締め切らせて頂きます。あらかじめご了承下さい。ポスター発表と懇親会は締め切りました。