我々は、ミクロからマクロまでスケール横断的にアクティブマターの集合体(群れ)の動作原理を統一的に理解し、その知見をもとに、制御可能でかつ自在にデザイン可能な新たなアクティブマターを一から創出するための方法論の確立を目指し、その学際的研究基盤を創ることを狙っています。
我々のグループによる「スケール横断的なアクティブマターの動作原理解明とそれに基づく新物質の創出」の研究提案が、令和4年3月に北海道大学創成特定研究事業の研究に採択され、4月よりプロジェクト型研究を開始しています。創成特定研究事業は、北海道大学の研究戦略に基づく重点的な研究を実施するために、全学的な取組みとして、『旧来の学問体系を超えた研究領域の創成』を目的とした創成特定研究事業を、令和2年9月に立ち上げられた事業です。
北海道大学の4名の基礎科学研究者(化学・高分子科学・生物学・複雑系科学)に加え、東京理科大学と東京工業大学の各1名の研究者(非線形物理学・情報科学)でグループでプロジェクトを組みました。学内外の研究者・国外の研究者との研究交流を進めることで、より大きなネットワークの中で、学際的研究を進めていく予定です。
アクティブマター・自己組織化・生命の起源・集団運動・分子モーター・分子ロボット・ロボット・能動運動