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二成分発光を示す白金(II)錯体イオン液体の合成

2015年07月14日

 

2015OgawaCC

 

単核及び集積状態によって発光色変化を示すアニオン性の白金錯体において、イミダゾリウムを対イオンとするイオン液体を合成しました。得られたイオン液体は単核及び積層状態由来の発光が観測される二成分発光特性を有し、その発光強度比は温度により変化します。これらの発光挙動にはイオン液体中で単核及び集積状態の共存とエネルギー移動が関与しているという、興味深い性質を持つ液体状化合物であることを見出しました。

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