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強発光性銅(I)錯体の選択的すりつぶし合成とすりつぶし配位子交換

2016年01月27日

 

 2016HasegawaIC

 

ヨウ化銅と配位子に溶媒を数滴加えてすりつぶすことで、黄緑色強発光性のCu(I)錯体が合成可能であることを見出しました。この系では三座配位の配位子を用いたため副生成物が発生せず、目的物が単成分で得られます。また、Cu(I)アセトニトリル錯体を原料として合成した類縁体にヨウ化カリウムと数滴の水を加えてすりつぶすことで、配位子交換反応が進行し、青色の弱い発光から黄緑色の強発光へと変化します。

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