配位性官能基を導入したルテニウム(II)錯体を用いた光酸素発生反応
2016年03月09日
配位性官能基としてホスホン酸基またはスルホン酸基を導入した光増感能を有するルテニウム(II)錯体(RuCP2とRuCS2)を合成しました。RuCS2は2種類検討した酸素発生触媒のどちらを用いた場合でもRuCP2よりも酸素発生量が多いことを見出しました。また、RuCP2をTiO2ナノ粒子に固定した光増感剤はRuCP2分子単体の光増感剤よりも酸素発生量が増加することも明らかになりました。