チオラート架橋銅(I)多核クラスターの骨格に依存した発光挙動の変化
2016年04月07日
中心骨格として2核、4核、6核のクラスター構造をもつチオラート架橋銅(I)錯体Cu2、Cu4、Cu6をそれぞれ選択的に合成しました。これらのクラスターは、その骨格に依存して発光色のみならず発光挙動まで変化させます。例えばCu2とCu4は室温で遅延蛍光、低温でリン光を示すのに対し、Cu6はクラスター中心の3重項励起状態に由来する顕著なサーモクロミック発光を示しました。
中心骨格として2核、4核、6核のクラスター構造をもつチオラート架橋銅(I)錯体Cu2、Cu4、Cu6をそれぞれ選択的に合成しました。これらのクラスターは、その骨格に依存して発光色のみならず発光挙動まで変化させます。例えばCu2とCu4は室温で遅延蛍光、低温でリン光を示すのに対し、Cu6はクラスター中心の3重項励起状態に由来する顕著なサーモクロミック発光を示しました。