キレート配位子の系統的な置換による銅(I)複核錯体の発光色制御
2016年04月26日
発光性銅(I)錯体は次世代の発光材料として有望ですが、その多くは溶液中で分解しやすいという問題点があります。そこで、ジホスフィンキレート配位子によって安定性が確保された銅(I)複核錯体に注目し、このジホスフィン配位子上の芳香環に窒素原子を段階的に導入することで、溶液中での安定性と緑色からオレンジ色までの幅広い発光色制御の両立に成功しました。
発光性銅(I)錯体は次世代の発光材料として有望ですが、その多くは溶液中で分解しやすいという問題点があります。そこで、ジホスフィンキレート配位子によって安定性が確保された銅(I)複核錯体に注目し、このジホスフィン配位子上の芳香環に窒素原子を段階的に導入することで、溶液中での安定性と緑色からオレンジ色までの幅広い発光色制御の両立に成功しました。