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プロトン着脱による白金(II)錯体のベイポクロミック挙動のスイッチング

2016年10月05日

 

 2016OizumiDalton

 

カルボキシル基を有する白金(II)錯体が、プロトンの着脱に伴いそのベイポクロミック特性を大きくスイッチングできることを見出しました。この錯体はプロトン化された状態では親水性が高いのに対し、脱プロトン化することで疎水性が向上し、それに伴って水蒸気や有機溶媒蒸気への応答性が顕著に変化します。また、このプロトン着脱は錯体の粉末に直接酸・塩基蒸気を曝露するだけで可逆的に行うことができます。

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