PCPの結晶サイズ縮小と、その次元性に依存したゲスト応答挙動の変化
2016年11月04日
ルテニウム(II)錯体配位子からなる2種類の多孔性配位高分子(PCP)に対して、結晶サイズの縮小が与える効果を検討しました。このうち、二次元シート構造をもつPCPではメゾサイズの結晶においてもバルク結晶と同様にゲスト分子の吸脱着に伴う非細孔構造への転移がみられたのに対し、三次元格子構造をもつPCPではバルク結晶と異なりゲスト分子の脱着後にも細孔を保っていることが判明しました。
ルテニウム(II)錯体配位子からなる2種類の多孔性配位高分子(PCP)に対して、結晶サイズの縮小が与える効果を検討しました。このうち、二次元シート構造をもつPCPではメゾサイズの結晶においてもバルク結晶と同様にゲスト分子の吸脱着に伴う非細孔構造への転移がみられたのに対し、三次元格子構造をもつPCPではバルク結晶と異なりゲスト分子の脱着後にも細孔を保っていることが判明しました。