イオン伝導性とベイポクロミック発光性を併せもつPCPの系統的合成
2017年02月08日
発光性ルテニウム(II)錯体配位子と3種類の希土類イオンからなる多孔性配位高分子(PCP)を合成しました。この多孔質構造の安定性が架橋金属イオンのイオン半径に由来するため、イオン伝導の活性化エネルギーやベイポクロミック発光の変化の領域に架橋金属イオン依存性が見出されました。また、Nd3+イオンを用いたPCPではルテニウム錯体配位子からNd3+イオンへのエネルギー移動を観測しました。
発光性ルテニウム(II)錯体配位子と3種類の希土類イオンからなる多孔性配位高分子(PCP)を合成しました。この多孔質構造の安定性が架橋金属イオンのイオン半径に由来するため、イオン伝導の活性化エネルギーやベイポクロミック発光の変化の領域に架橋金属イオン依存性が見出されました。また、Nd3+イオンを用いたPCPではルテニウム錯体配位子からNd3+イオンへのエネルギー移動を観測しました。