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イリジウム(III)光増感剤のナノ粒子表面における配向制御と光増感特性

2018年05月30日

 

 

 

高効率な光水素発生を達成するためには、光電子移動の効率を向上させる必要があります。今回、アンカー基の位置が異なる2種類のIr(III)光増感剤をそれぞれ酸化チタンナノ粒子上へと固定化したところ、励起電子が局在化するビピリジン側で固定化することで、フェニルピリジン側で固定化した場合より高い触媒活性が得られました。このことから、光増感反応における電子の動きを制御することの重要性が示されました。

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