錯体化学研究室 > 最近の研究結果 > カルバゾール基を導入したRu(II)酸素発生触媒群の開発

カルバゾール基を導入したRu(II)酸素発生触媒群の開発

2021年10月15日

 

 

光酸素発生反応における正孔集約の重要性に注目し、正孔輸送能を有するカルバゾール(cbz)基を導入したRu(II)錯体触媒群を合成し、溶液中での化学的/光化学的酸素発生反応を検討しました。これらの錯体は高い触媒活性を示し、cbz基の活用が光酸素発生システム構築に有用な指針たりうることを明らかにしました。また、低触媒濃度条件において、cbz基の酸化過程が関与した多段階的な酸素発生挙動も観測されました。

このページの先頭へ