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Ru(II)増感剤多層化光触媒の表面電荷の制御による電子移動の効率化

2021年11月11日

 

 

2段階励起型の光水分解反応において、光増感部と電子伝達剤間の反応制御は高効率な系の創成に向けた課題です。本系では光触媒ナノ粒子の表面に正または負の電荷を有する構造を意図的に作り出すことで、電子伝達剤との静電相互作用を生み出し、一方向的な電子移動を実現しました。この結果から電子伝達剤との特異的な相互作用を生み出せる表面構造が、より高活性な系の設計に重要であると分かりました。

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